ジェネリック医薬品のススメ

こんにちは!管理人のナカスです!

今日はジェネリック医薬品についてご紹介したいと思います。
薬局に行ったら一度は「先発にしますか?ジェネリックにしますか?」といった質問をされたことがあると思います。
この質問に対して、どう答えて良いか分からずに「どっちでも良い・・・」と答えている方も多いのではないでしょうか?
ジェネリック医薬品とは一体何なのか?先発医薬品との違いとは??というテーマをお話していきます。

ジェネリック医薬品とは

ジェネリック医薬品を話す前に、まずは先発医薬品について解説いたします。
先発医薬品とは、「この薬を売っても良いよ^^」と厚生労働省から国内で一番最初に承認を得たお薬のことです。
承認を得る時に、先発医薬品は特許申請がされており、他の会社は20年程度同じものを製造・販売することが出来ません。

しかし、特許期間が切れると、他の会社(後発メーカー)が同じ主成分の薬を作ることが出来ます。
これを「ジェネリック医薬品」または「後発医薬品」と呼びます。
先に世に出た薬だから先発医薬品、後に世に出たお薬だから後発医薬品と覚えてください!

ちなみにジェネリックとは「一般的な」という意味です。
先発医薬品ではユニークな商品名で販売されますが、後発医薬品は「薬の主成分名(一般名)+屋号(薬のメーカー名)」で名前が付けられます。
そのため、後発医薬品はジェネリック医薬品とも呼ばれます。

ジェネリック医薬品の特徴
製剤の工夫

ジェネリック医薬品は、主成分や薬物動態・安全性などは先発医薬品と同等でないといけない規則があります。(生物学的同等性)
主成分は変えてはいけませんが、添加物はその会社ごとでアレンジして良いことになっています。
添加物を変えることによって
・薬が口の中で溶けやすくする(口腔内崩壊錠)
・薬の味を良くする
・錠剤が飲みやすくする
といったことが可能になります。

薬の値段が下がる

先発医薬品は研究費(薬の発見や実験にかかるお金)が高額で、数百億円とかかります。
しかし、ジェネリック医薬品は既に発見されている薬を使用するため、数億円の投資で薬を開発できます。
そのため、患者様により安くお薬を提供することが可能です。
薬の価格は大体2割~半額になります。服用されている薬の種類によっては大幅な節約になるでしょう。
そのため、ジェネリック医薬品を選択することで、薬剤費が下がり、日本の医療費削減にも繋がります。

最後に

ジェネリック医薬品についてお話してきましたが、いかがだったでしょうか?
今後ジェネリック医薬品への変更したいと思った方は、是非かかりつけの薬剤師にまでご相談いただければと思います


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